【前編】アマゾン川で先住民に襲われてマジで死にかけた話

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皆さんはアメリカの映画でてくるのような

 

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こんな大きな猟銃を向けられた経験がありますか? "金出せ!"って

 

実はアマゾン川でやられたんです、ぼくら。

 

とにかく、アマゾンは毎日恐怖との戦いでした。

 

マラリアやジカ熱などの病気はもちろん、

 

穴という穴から人間の内臓を中から食い尽くすと言われている人食いナマズ"カンディル"や有名なピラニ

 

そしてスコールや突風など警戒しなくてはいけない脅威は書いても書き切れません。

 

ただ、なによりもぼくが恐れていたのは

 

"人間"

 

山賊、先住民、ゲリラなど強盗という呼ばれる類の人間たちです。

 

そう、アマゾンで最も怖いのは人間なんです。

 

そして、僕らもいかだ下りの途中に遭遇しました。

 

強盗

 

人生初の強盗

 

強盗に遭うならブラジル辺りでやられるのかなと思っていたら

 

まさかのアマゾン川のど真ん中で

 

しかも旅をはじめてまだ一週間ちょっとだったのに、強盗に遭いました。

 

そして人生で初めて死を覚悟した瞬間でもありました。

 

"こんなに早く人生って終わるものなんだな"

 

 

事件が起きたのはいかだ下りを始めて4日目のことでした。

 

 

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この日は前日漂着したボロネシ村を出発して、ちょうど中間地点になるセンパヤ村を目指していました。

 

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(ボロネシ村で漂着した際の写真)

 

 

ただこの日も、とにかくいかだが進まない

 

前回の投稿でも書きましたが、昼間のアマゾン川は通常の流れに逆らって進む貨物線やボートのおかげで水が逆流し、いかだはまったく進まないどころか、岸の大木に引っかかったり、砂でできた浮島に打ち上げられたりして、とにかく進むことができません。

 

大木に引っかかって、木を切って、少し進んで、また引っかかっての繰り返し

 

昼間は間違いなく歩いた方が早く進めます

 

そんなことをしていると、小さな船にいかだ激突。

 

"うわ、やばい、これ絶対この辺に人いるやつだ"

と思い上を見ると、

 

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子供達、そして何事かと集まってくる人々、この日は名前もない小さな村に漂着したようです。

 

ただ、この村

何かがおかしい

 

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これまで見てきた村の人たちは、写真のような"The 先住民"という感じで

 

服も着てるか着てないかわからないようなレベルで、携帯なんてもちろん持っていませんでした。

 

ただ、この村はどこか違いました。

 

村の住民は皆綺麗な格好をしているし、スマホだって持っていました。

 

おかしい

 

そう思った自分は2人で行動するのを避けるために船で待機することにしました。

 

そして、相方のJくんは"ほな、とりあえず行ってくるわ"と村へ上陸、警戒していた自分は船で、見張りをすることに。

 

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ちなみに、村は至って普通だったようです(Jくん撮影)

 

約20分ほどでJくんは無事に戻ってきました。

 

ただ、Jくんの後ろには大勢の村人が

 

怖すぎる、上から袋叩きにされたら一発アウト(多分いい人達なんだろうけど)

 

そんなことを思いながらも、村長さんの指示で村の住民のうち2人がボートで僕らを川の真ん中まで引っ張ってくれることに。

 

ただ、片方は猟銃を担いでいて、僕らに警戒しているよう。

 

彼に水あげたときも、お菓子をあげたときも

 

"先にお前が食べてみせろ"

と毒物が含まれていないことを確認。

 

スペイン語もわからないので笑顔で受け答えようとすると

 

"おまえ本当にわかってるのか?" みたいな事を毎回言ってくる。いつ銃を向けられてもおかしくない状況です。

 

猟銃背負ってるし、まぁ怖いなと思いながらも、とりあえず無事にぼくたちは川の真ん中へ。

 

引っ張ってもらったボートと2人にお別れをし、ぼくらは冒険を再開、ただ川の流れと風向きは最悪。

せっかく真ん中に戻ったいかだも10分もすればまた岸に流れ出してしまいました。

 

ぼくらの視界から完全にボートと村が消えて10分少々、岸に徐々にいかだが吸い寄せられつつあるときでした。

 

遠くからブーン!!!!!ともの凄い勢いでこちらに向かってくるボートを発見

 

速いなとは思いつつも、まさかこのあとこちらへ突っ込むとは予想もできません

 

僕 "なんか速いですねあのボート"

 

J "本当やな"

 

そして、Jくんより視力のいいぼくが見つけてしまったんです。

 

"Jさん、あいつ銃持ってません?しかもこっちに向けてません?"

 

猟銃を構え猛スピードで近寄ってくるボート。

 

気づいた頃には既にボートは数十メートル先にいました。

 

ヤバい、死ぬ。

 

そう思い、自分は川に飛び込んだとき

 

バン!と

 

一発の銃声が。。

 

悪夢の始まりです

 

(後半へ続く)

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