【番外編】アマゾン川いかだ下り part 1. いかだが完成するまで
少し前のお話です。
旅をはじめて2週間くらいでしょうか、4月の後半わたしはペルーにいました。
この旅最大の冒険、そしてこの旅1番のハイライトになってしまっているアマゾン川いかだ下りのお話を少しだけ。
今回は出発するまでです。
アマゾンに行くことになってしまったお話はこちらから
http://www.shogoooo.net/entry/peru.amazomriver
アマゾン川はペルーの首都リマから山間部を超え24時間ほど東へ走った小さな村"アタラヤ"という村から、ブラジルのマナウスという場所にかけて流れています。
私たちが目指すのはそのアタラヤから600キロ先にあるプカルパという小さな街。
移動手段はそうです、いかだ
進むのかもわからない、そもそも浮くのかもわからない、いかだに乗って600キロ先を目指します。
アタラヤは本当に小さな村でした。ほかの街に住むペルー人に"こないだアタラヤ行ったよ!"って言っても誰も知らないような村。 バスすら走っていません。
リマとアタラヤの中間地点まで12時間かけてバスで行き、そのあとはコレクティーボという乗合の送迎車に乗ります。
車のセカンドシートだと9ドル
車の荷台だと7ドル
ここで荷台を選んでしまうのが私たち。
ほかの乗客の荷物と一緒に荷台に乗ること7時間、手を離したら振り落とされてしまうほど猛スピードでオフロードを走る車、2時間に一回のスコール。正直この移動が一番過酷でした。
荷台の様子
アタラヤを目指す途中
私とアマゾンの冒険のきっかけを作ってくれた兄貴J
そして、アタラヤに到着です。
宿は一泊3ドル。ここまで泊まった中でも最安です。
このあとは、いかだ下りをするわけですが、まずいかだを造らなければいけません。
でも、いかだってどうやって作るの?
自分たちだけで作ったら絶対に沈没するとわかったので、いかだ職人を探すことにしました。(彼らの本業は船大工です)
交渉の結果材料費、人件費などを含めて2万円で作ってもらえることに。制作日数は4日。
しばらくはこの小さな村で、荷台に乗って痛めた身体を癒しながら、いかだの完成を待ちます。(本当に体調を崩しました)
いかだ職人モンシンとJさん交渉中
2日目、いかだ制作がスタート
午後には床ができていました
その後は屋根ができて、ビニールシートが被せられと3日目であっという間にいかだ完成しました
この間は、職人たちとビール飲んだり、いかだでの生活に必要な食料などを買ったりしながら地元の子たちと遊んだり、ピラニアがいるはずのアマゾン川で水浴びしたり
あっという間にいかだの完成。
大冒険がはじまろうとしていました。ワクワクと同時に様々な恐怖が待ち受けています。
家族の1人と幼馴染には"明日からアマゾン川に行ってくるから一ヶ月くらい連絡なかったらそのときはよろしく" と真剣に連絡を入れたほどです。
覚悟が必要でした。
"フライングバルサミコ酢号" ぼくらがいかだにつけた名前です。
特に意味はありません。ただいかだがスペイン語でバルサだったので、バルサミコ酢いいじゃん!といった成り行きです。
そして、いよいよいかだも完成。食料約10日分、水25リットル、少々のお酒をいかだに積み込んで、ぼくらの大冒険がスタートしました。
今回はここまで、どんどんシェアしてください!
読んでいただきありがとうございました!
第二弾はこちらから